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550話

「しかし、この間のやり取りで分かりました。あなたは能力も度胸も戦略もある方だと。あなたこそ私が理想とするパートナーです」

張明は彼女がこれほど率直に語るのを見て、少し感動し、言った。「鐘姉さん、私はそんなに優秀ではありませんよ!でも全力であなたを助けたいと思います!」

鐘越は言った。「あなたはそれだけ優秀なのよ。私はあなたに大きな期待を寄せています。正直に言うと、私はここで長く働くつもりはないの。もう上部への異動申請をしているわ。つまり、あなたの出世の邪魔をするつもりはないということ。でも、残りの一年余りの間に何か成果を出して、今のこの最悪な状況を少しでも変えたいの。そうすれば、去る時に悔...