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514話

なるほど、道中からすでに彼女の中で感情が醸成されていたのだ。今や、すっかり柔らかくなっている。張明は彼女を抱き上げ、肩に担いでベッドまで運んだ。

そして、彼女をベッドに横たわらせた。厳麗は目を閉じ、胸が上下している。口の中でつぶやいた。「張明、私を可愛がって…私はあなたのお妃様よ、あなたの寵愛を受ける妃なの!」

張明はエアコンをつけると、ゆっくりと厳麗の上に這い上がり、彼女の唇に口づけを始めた。厳麗は艶やかな体をくねらせ、小さな手を張明のあそこへと伸ばした。そこはすでに臨戦態勢に入っていた。

二人が愛を交わしている時、一人の女性が階下で彼らの部屋の窗を見上げ、物思いに耽っていた。

その...