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32話

もしそんな仕事もなくなるなら、いっそのこと彼に何もさせない方がいい。

その理屈はとても単純だ。若い者は古参の同志とは違う。古参の同志は大過なく過ごし、楽を求める。若い者は向上心があり、出世を求めている。この科はまるでレストランのようなものだ。あなたを料理長にさせず、ただ野菜を洗わせたり、皿を運ばせたり、調味料を買いに行かせたりするだけでは、優れた料理の技を学ぶことはできないし、出世する日も永遠に来ないだろう。

オフィスの他の同僚が張明に仕事を頼もうとした時も、彼女はそれを制止した。

「自分の仕事は自分でやりなさい。何でも若い人に押し付けるなんて。あなたたちのそれは何ていう行為？良く言えば...