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265話

「行くのは政界での自己の立場を不利にするし、自分の性格にも合わない。かといって行かないのは、自分に期待をかけてくれている人たちにも、自分自身にも申し訳が立たない」

張明は龍誠に別れを告げ、羊角鎮へと急いで戻った。羊角鎮の委員会の主要幹部たちと派出所の羅奎はまだ帰らず、張明を待っていた。

張明の宿舎は真っ黒に焼け焦げていたが、幸い火事が早期に発見されたため、延焼は免れた。

張明が到着するとすぐに、皆が彼の周りに集まってきた。汪四海は冷ややかな目で張明の表情を観察していたが、張明の顔には彼が予想していたような動揺の色はなかった。彼は落ち着き払った様子で、足取りも確かで、まるで嵐が吹き荒れよう...