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231話

馬一明も同じ考えを持っていた。現在の経済建設には確かに張明のような有能な人材が局面を切り開くことが必要であり、彼を教育局に置いておくのはもったいないと感じていた。

このような結果に対して、張明は喜びと憂いが入り混じる思いだった。

喜ばしいのは職級が一段階上がったことだが、憂いの種は面倒な鎮の党委書記を務めなければならないことだった。

田舎の役人など務まるものではない!どれだけの厄介な村民と厄介事が待ち受けているのか!

張明をどの郷鎮に配属するかについて、馬書記と常県長の間には大きな意見の相違があった。

実は二人とも張明のことを思ってのことだったが、物事を考える視点が異なっていた。

常県長は...