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152話

トイレは汚れ放題で、大便は便槽に入らず、小便も便器に入らず、まさに居られたものではなかった。一行はすぐにその場を離れた。

張明は言った。「ある地域の文明度を最も反映する窓口がトイレだ。実験中学の指導部は本当にひどいな!」

話し合っているところに、羅志才が副校長数人を連れてやって来た。

「張局長、視察にいらっしゃったのに、なぜ一声おかけにならなかったのですか?私たちもお迎えできたのに」

羅志才は張明を見て、心中非常に居心地の悪さを感じた。かつての部下が突然自分の上司になるというのは、とても気まずいことだ。おまけに、当時自分は彼に十分友好的ではなかった。それがさらに気まずさを増していた。

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