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98話

「シャワーでも浴びたら？そのままだと風邪引くよ」

全身ずぶ濡れの状態で、家に入っても座る場所もないだろうと思い、姜陽はしばらく迷った末、結局頷いた。

浴室は普通の主寝室よりも広く、姜陽は驚きの表情を浮かべたが、もう一方の壁が実は半透明のすりガラスになっていることには気づかなかった。

女性の曲線が半透明のガラス越しに透けて見え、細部は分からないものの、手を上げたり体を洗う動作は丸見えで、胸の「武器」に触れる様子さえもおぼろげながら見えてしまうほどだった。

浴室の向かい側には、別荘の1階にあるオープンキッチンがあった。

張さんは目を細め、その方向をじっと見つめ、頭が熱くなり、ある部分が爆...