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760話

やっとの思いで家にたどり着いた姜陽は、すっかり疲れ切っていた。開いているリビングと点いている電気は彼女の予想外だった。

心身ともに疲労困憊し、頭もぼんやりしていた。昨晩はあまりにも多くのことが起きた。まずは張強の家に行き、その後に劉星と会い、続いて劉海との約束のホテルに行き、最後には死体遺棄に半夜中を費やした。だから、昨晩出かける時にドアを閉めたかどうかさえ覚えていなかった。

部屋の中は少しも散らかっておらず、物も無くなっていなかった。泥棒の可能性はないので、おそらく自分が出かける前にドアを閉め忘れたのだろうと思った。

バスルームに入ってシャワーを浴びると、体がリラックスするにつれ、体内...