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705話

夜の静寂に響き渡る鈴の音。揺れる髪の毛。拾荒者の体はそれに強く反応し、思わず喉が鳴った。

彼は年を取り、重労働はできなくなっていた。工場にも雇ってもらえず、ゴミ拾いをするしかない。妻は重病を患っており、もう十年も女の味を知らなかった。こんな女性に出会うとは思いもよらなかった。

彼女の状況を推測するに、誘拐されてここに捨てられたか、誰かの奴隷か、あるいはSMを好む生来淫らな女かもしれない。

どれにせよ、拾荒者の心には邪念が芽生えていた。

「お嬢さん、誰かに誘拐されたのかい?助けてほしいのかい?」トイレに来たはずの拾荒者は尿意も忘れ、手に持っていた袋を置くと、姜陽に近づき、粗く乾いた大きな...