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655話

思いがけず、その時、蕭雨婷が彼の手を掴み、その指を彼女の両脚の間へと導いた。

江耀はそこに湿り気と滑らかさを感じた。まるで魚の身のように。

そして今、蕭雨婷のスカートは二人の手の動きによって既に腰まで捲れ上がり、彼女の下半身が丸ごと江耀の目の前に晒されていた。

黒いレースの下着が太ももの付け根に掛かっており、江耀の手は赤いマニキュアを塗った細い指に導かれながら、絶え間なく動き続けていた。

蕭雨婷は雪のような首を反らせ、軽く江耀の耳を噛みながら、嘲るように笑った。「私...知ってたわ、あなたが助けてくれるって...」

江耀の体は熱く燃え上がった。この刺激は彼にとって致命的な誘惑だった。...