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632話

「私……もう無理です。」五分間這い進んだ後、姜陽の体は冷や汗でびっしょりとなり、苦しみのあまりもう半歩も動けなくなった。

「何がしたいんだ?」

「ご主人様、雌犬はトイレに行きたいです!」

「どこでするんだ?」

「どこでもいいです!」

張強は笑った。「道路の真ん中まで這って、そこで済ませろ」

姜陽のお尻はもう爆発しそうだった。この時、頭の中は真っ白で、ただトイレに行きたいという思いだけがあり、どこでするのか、自分がどんな状態なのかなど考える余裕さえなかった。

彼女は何も考えず、必死に道路の中央へと這っていった。

幸い道路には車が多くなく、前方に人影が現れると、すぐ...