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489話

姜陽は顔を赤らめ、うつむいたまま、無意識のうちに腰を下ろした。

だが座った瞬間、その感覚はさらに強烈になった。一本のホットドッグと半分のホットドッグ、そして一つの玉が互いに影響し合い、極度の充実感で頭の中が真っ白になった。他のことを考える余裕など全くなく、意識は全て下半身に集中していた。

「陽陽、私たちはもう注文したわ。メニューを見て、食べたいものがあれば自分で頼んでね」そのとき葉晩秋が笑顔で言った。

バレてはいないものの、姜陽は異常な恥ずかしさを感じながら答えた。「い、いいえ、皆さんが頼んだもので大丈夫です。何でも構いませんから」

「そう、じゃあウェイターを呼んで料理を作ってもらおう...