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465話

すべては順調に進んでいた。二人がトイレに戻ろうとした時、角を曲がったところで警備員の制服を着た人影が現れ、遠くから声をかけてきた。「おい、何をしているんだ!」

姜陽は顔面蒼白になり、足がガクガクと震え、尻餅をつきそうになったが、曹磊にすぐに支えられ、二人は慌ててトイレに逃げ込んだ。

「見られた、見られちゃった……私、もうダメだ、どうしよう?」姜陽はパニック状態で、トイレの中で取り乱して言葉にならない言葉を口走った。

「おばさん、落ち着いて。あんなに離れてたから、警備員はちゃんと見えてなかったかもしれないよ!」幼い曹磊でさえ姜陽を慰める心遣いを見せ、素早く彼女の服を着せ始めた。

コートは...