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412話

姜陽は体をこわばらせ、突然声をかけてきた王偉に心臓が激しく跳ね上がった。体内の振動が続き、思いがけないほど強い感覚に襲われ、再び頬が紅潮した。

必死に冷静さを保とうと、冷たい視線を相手に向けて尋ねた。「何か用?」

「実はですね、私のお客様が……」王偉は顧客の状況を説明し始めた。

張強はその後ろに立ち、口元に意地悪な笑みを浮かべながら、スイッチを中レベルに切り替えた。

振動が急に強くなった。

「んっ……」姜陽は思わず声を漏らし、膝が自然と曲がり、顔は真っ赤に染まって艶めかしく、瞳は異常なほど潤んだ。

あまりの強い感覚に耐えられず、顔を下げて王偉の目をまともに見ることができなかった。

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