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356話

「つまり、姜陽の普段の様子は内向的で慎み深く、とても伝統的な感じだけど、本当に興奮した時はきっとすごいんだろうね」という意味だ。

実際、この状況について江耀は多くの人がそうなのだろうと信じていた。普段は慎み深く保守的でも、興奮した時、欲望が燃え上がれば開放的になるものだ。

姜陽はこの時ただ黙って俯いていた。その色っぽい首筋から耳の根元まで真っ赤に染まっていた。姜陽は逃げ出すこともなく、また言い訳して立ち去ることもなかった。この沈黙は実際には一種の黙認だった。

この状況に江耀は理解した。長い間ずっと想像していたシーン、あの無謀で興奮する禁断のゲームに、姜陽は反対していないのだと。

江耀は心...