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192話

その頃、副社長はほとんど会社で社の業務を処理していた。

一方、社長補佐は常に社長の後をついて回り、社長がどこへ行こうとも同行するのが常だった。

王凱はまだ姜陽の体を十分に味わい尽くしていないため、自分が社長になることなど望むはずもなかった。もし社長になれば、姜陽が出張に行った際、自分には何の得もないのだから。

男が求めるもの、一般的な男が求めるものとは、金と女ではないか。

王凱は金には困っていないが、姜陽のような女性が足りないのだ!

王凱は姜陽の申し出をはっきりと断った。それは姜陽にとって非常に意外なことだった。副社長という地位は、会社で働く者なら誰もが望むポジションのはずだ。副社長にな...