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18話

儀式はすぐに終わり、姜陽は壇上から自分の席に戻った。

陳肖は平然と姜陽の側に寄り添い、誰も注目していないのを確認すると、図々しくもテーブルの下から姜陽の太ももに手を這わせた。

姜陽の顔色が一瞬変わったが、すぐに平静を取り戻し、足を少し引き寄せながら、小声で言った。「やめて!誰かに見られたら終わりよ!」

陳肖は満面の笑みで同席の人々に挨拶しながらも、しつこく姜陽への悪戯をやめなかった。

八仙卓の上には大きなビニールシートが敷かれており、風に吹かれてわずかに揺れる様子が、陳肖の行動の格好の隠れ蓑となっていた。すぐ隣にいても、彼の動きに気づくのは難しかった。

姜陽の表情に異変を感じた張培華が対面から...