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147話

老張の指がまだ少し擦っただけなのに、姜陽の下はすでに湿り始めていた。老張は何も言わず、すぐに指を一本入れた。

「っ……」姜陽は両手でキッチンカウンターの大理石をつかみ、首を少し上げた。朝の刺激は、あまりにも気持ち良すぎた。

突然、姜陽は窓に目をやった。カーテンがまだ閉められていない。慌てて片手を空け、老張の進みつつある手を掴んで言った。「ちょっと待って、待って!」

息を荒げ、言葉も途切れ途切れだった。

老張は気にする様子もなかった。こんな時、こんな状況で、どうして止まれるだろうか。一本の指はすぐに二本に変わった。

「はっ...窓、カーテン閉めてない、カーテン閉めて!」姜陽は片手で力な...