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109話

空調が入っていないせいか、氷嚢に触れていても、この蒸し暑い環境の中、姜陽の体はなお熱く火照っていた。

中くらいの氷はすぐに溶けて水になり、張おじさんは袋を捨て、薬用酒を手に取った。

「最初は少し痛いかもしれないから、我慢してね」

姜陽の足首を掴み、張おじさんは優しくマッサージし始めた。

しかし、姜陽は痛みを感じ、赤い唇を少し開き、思わず小さな声を漏らした。

「あっ…」

その声は限りない誘惑に満ちており、張おじさんの手の力が増した。

「張、張おじいさん、痛すぎます…もう少し優しくできませんか?」

「うん、もっと優しくするよ」

張おじさんは姜陽の太ももの付け根に視線を向けた。

バスタオル一枚だけの...