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28話

「私どもにご裁断を賜りますよう、娘娘にお願い申し上げます」と聂良人が傍らから助け舟を出した。

一人の下万人の上である皇后娘娘が当然ながら公正を示すべく、慕桑を諭すように言った。「雨露は均等に行き渡るべきというのが正理。後宮の嫔妃たるもの、賢良淑德であり、宮中の和を保つべきもの。祖先の定めた規矩に背くようなことがあってはなりませぬぞ!」まるで狐のように帝を惑わす妖婦、国を滅ぼす禍、紅顔の禍水と指差して罵るのに等しかった。「慕嫔よ、万歳爺が汝を重んじているのは当然のこと。汝は常に万歳爺に雨露均沾するよう諭し、姉妹たちの心を冷やさぬよう諭すべきではないか」

諭す?あなたに諭せるものなら見せてみな...