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123話

「子供なんて、もう一生授からないでしょう。でも太后様のあの希望に満ちた目を見ていると、どうしてもそんな言葉を口にできませんでした。万歳爺は太后様に隠し通していて、太后様は何も知らされていないのです」慕桑は話題を変えました。「母后、桑はずいぶん長いこと母后のお菓子を食べていませんでした。本当に恋しかったです」

太后は慕桑が自分のお菓子を食べたがっていると聞くと、他のことを尋ねるのも忘れて、青玉の鳳凰模様の皿を慕桑の前に押し出しました。「早く、早く、ここにあるよ。桑はたくさん食べなさい。足りなくなったら哀家が小厨房にもっと作らせるから」と太后は言いました。

「母后、本当に優しいですね!」慕桑は...