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62話

「蓝月はよく私に休むように言ってくれるんだけど、彼女自身は私以上に頑張り屋だよ」楚兄はわずかに溜息をついた。「蓝月は誰よりも強い性格で、一度頑固になったら誰も説得できない。私でさえもね」

「彼女は最近元気?」私は楚兄に尋ねた。

楚兄は測りかねるような目で私を見た。「まあ、元気じゃないかな。日々はそんな感じで過ぎていくさ」

楚兄のあの視線に心がざわついて、それ以上蓝月のことを聞く勇気が出なかった。ましてや二人が結婚したかなんて聞けるわけがない。そんなことを聞けば、楚兄は「いとこなのにそんな大事なことも知らないのか」と言うだろうし、そうなれば正体がバレてしまう。

今回こそ蓝月の忠告をしっか...