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525話

「ところでピン、君は学校にいないで、どうしてここに来たのかな?」と私は尋ね返した。

ピンは口をとがらせ、英姉を指差した。「この女性のせいよ。魂が抜けたみたいに授業も出ず、毎日私のオフィスにへばりついて、用もないのに話しかけてくる。もう彼女にうんざりしちゃって、思い切って気分転換に連れ出したの。老五のご両親がまだ帰ってないから、老五に会えなくて、頼りがなくなったみたいで可哀想だから、子供の相手をするつもりで付き合ってあげてるの。ねえ、章英ちゃん、あそこにブランコと滑り台があるわよ。行って遊んでみる?お姉さんがここで待ってるから」

ピンがそう言うと、私と藍月は笑い出した。英姉は笑うに笑えず、ピ...