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471話

「田部長、それじゃあお部屋までお送りしませんので、私たちは先に失礼します」と私は田部長に言った。

すると田部長が突然、「江君、いや、ちょっと部屋で休憩するだけだから、君たちは下で待っていてくれないか。まだ話し足りないんだ……せいぜい30分もあれば十分だ」と言った。

老五がそっと私の手を握り、「わかりました。私たちはカフェで田部長をお待ちしています」と言った。

それから美女と田部長は上階の部屋へ向かい、私と老五はカフェへ行った。

「くそっ、お前やるな。売春婦を良家の女性に仕立て上げるとはな」と私は老五に言った。

「仕方ないだろう。今や地位のある人間はみんな普通の女性が好きで、プロは好ま...