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468話

老五との通話を終えて、私はすぐに高速道路管理部門のトップである田主任に電話をかけた。田主任は私だと分かると、とても熱心に応対してくれた。

「江君、だいぶ会わないね。新聞にもうちの記事が載らなくなって久しいよ。兄貴のことを忘れちゃいけないよ。我々の仕事もまだまだ君の協力が必要だ。いつか時間があったら遊びに来てくれ。酒でも飲もうじゃないか」

私は笑いながら言った。「田さん、いつもあなたのこと考えてましたよ。ただ、最近は忙しくて、それに田さんだって毎日公務でお忙しいでしょう。お会いできなかっただけです。ちょうど御社の記事を何本か書こうと考えていたところです」

「それは良かった!うちはこの四半期...