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381話

私は周りの人たちを見て言った。「私は老五の会社にいるんだ。志遠兄さんと英姉さんとおしゃべりしているところだよ」

「あぁ……」藍月は一声返事をした。「ふふ、年明け初対面だし、みんな恋しかったでしょうね!」

私が話そうとしたとき、英姉さんが尋ねてきた。「藍月ちゃん?」私がうなずくと、英姉さんは手を伸ばして電話を取り、すぐに話し始めた。「月ちゃん!会いたかったわ。お正月過ぎてもまだ会えてなかったじゃない。ほら、老五の会社に遊びに来なさいよ。夜はみんなで食事して、ゆっくり集まりましょう!」

老五が手を挙げた。「僕がおごるよ!」

英姉さんは老五を一瞥してから、また電話口に言った。「早く来てよ、お...