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377話

再び目を覚ますと、私は炕の上に横たわっていた。灯りの下で、萍児と母の心配そうな眼差しが見えた。

全身が熱を持ち、頭が激しく痛み、体を動かそうとしても全身に力が入らない。

高熱を出していることは分かっていた。雪の夜に凍えて風邪を引いてしまったのだ。

萍児は私が目を覚ましたのを見ると、ぼろぼろと涙を流し、私の体にすがりついて抱きしめた。「楓お兄ちゃん、何してたのよ。どうしてあんなに飲んだの?飲み過ぎないでって言ったのに聞かないんだから。うぅ……外はあんなに寒いのに、もし見つからなかったら、凍え死んでたわよ」

母が黒糖の生姜湯を持ってきた。「坊や、やっと目が覚めたね。あぁ、私の息子、この子っ...