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974話

「むしろ彼は、明かりをつけた後、羅馨が暗闇の中ほど素早く状況に対応できないことも見抜いていた。足を固定して行うなら、常に彼女の蹴りを警戒しなければならず、体験の質が下がる。だから王博は最終的に最も伝統的な体位を選んだのだ。

この姿勢では、羅馨の両手は王博に押さえつけられ、両脚も王博の腰の両側に強制的に開かれ、力を入れて閉じることなどできない。突然近づいてきた顔に羅馨はびくりとし、胸がどきどきした。

彼女はさっきまで王博の形を想像していたのに!羅馨が我に返る間もなく、王博は彼女の耳元に優しく「君は本当に綺麗だ」と囁いた。熱い吐息に羅馨の耳がくすぐったくなり、続いて王博が耳を舐めてきたことで、...