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774話

「もう、恥ずかしいわ…」と彼女は身をよじらせながら言った。「降ろしてよ!」

赵茹の声は柔らかく、拒絶というよりは甘えているように聞こえた。しかし王博はそれを聞くと、「わかった!」と返事をした。

王博の返事を聞き、天地がひっくり返るような感覚に、赵茹の心には何故か一筋の失望が走った。本当に止めるつもりなの?でも王博が赵茹を手放すつもりなどなかった。彼のそこはまだ鉄のように硬いままだったのだから。

王博は赵茹を抱きかかえたまま体勢を変え、女性上位から男性上位へと入れ替わった。これで赵茹の言うことを聞いたことになる。自分が上になることで、腰の動きをより自在にコントロールでき、赵茹の豊かな胸を存分...