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772話

「あなた…」趙茹は起き上がろうと身を起こそうとしたが、小さな手が王博の胸に触れた瞬間に力が抜け、体ごと滑り落ちてしまった。豊満な胸が王博の体に重く押しつけられ、まるで二つの円盤のように広がった。「んっ…」この衝撃で二人とも思わず声を漏らした。

しかし王博が下にいるにもかかわらず、趙茹の声の方が遥かに苦しそうだった。なぜなら、この動きによって彼女の奥深くにあるものがさらに数センチ入り込んでしまったからだ。

「あなた…抜いて!」趙茹は顔を真っ赤にして叫んだ。夢の中で彼に犯されたと思ったら、現実でも逃れられないなんて。しかし今の王博の態度は、先ほど謝っていた時の慎重さとは全く違っていた。彼は笑い...