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752話

静かに洗面台に腰掛けたまま、彼女は相手が自分の体に侵入するのを許した。趙茹は心の中で決めていた。王博が満足して終わるまで待ち、疲れを利用して明日帰国の航空券を予約するつもりだった。しかし、彼女の成熟した体は独自の意思を持っているようだった。王博は彼女の気持ちを考えて激しい動きは控えていた。

だがそんな緩やかな出入りでさえ、趙茹の潤った体に異様な感覚を呼び起こした。内側の蜜は王博が引くたびに糸を引いて溢れ出し、柔らかな腰も王博の攻めに合わせて思わず揺れ動いた。不安というより、どこか妖艶さを帯びたその仕草。そして二人が向かい合っているため、王博は趙茹の顔に浮かぶ一つ一つの恍惚とした表情をはっきり...