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689話

陳欣然は王博のTシャツを一気にめくり上げた。蛇の頭が彼の胸を滑り、頭上を行き来しながら円を描くように這い回る。心臓のあたりでは、あの柔らかく滑らかな感触に、どこか居心地の悪さを覚えた。

王博は陳欣然の頭を両手で包み込み、それ以上の動きを許さなかった。天井の眩しいペンダントライトを見つめながら制止する。「やめてくれ!」だが美女蛇と化した陳欣然は言うことを聞かず、狡猾にも顔を上げた。王博が彼女が諦めたと思い、安堵のため息をついた瞬間、彼女は攻め口を王博の腹部へと変えた。陳欣然は膨らんだ下半身を見つめ、凛々しい眉間に決意の色が浮かぶ。

彼女は左手で王博の下着の中を探るように撫で回し、右手はすでに...