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620話

「王博の挑発と占有が、彼女の感覚を完全に崩壊させた。一瞬にして波状の絶頂へと変わり、羅韵は痙攣し、身体を震わせていた。見るからに、全身が震えている様子だった。

だが王博はまだ終わらせなかった。高まった情欲が灼熱の炎のように彼の神経を焼き尽くしていた。王博は静かに引き、震えが止まらない羅韵に小さな口を開かせ、体液の付いた不潔なものを受け入れさせた。

「あっ」極めて微かな驚きの声が王博の耳に届いた。小さな声ではあったが、王博はその声の中の震えをはっきりと感じ取っていた。

絶頂が過ぎ去り、羅韵は急いでティッシュペーパーですべての湿りを拭き取った。ドアの外では何寧の両脚の間もすでに濡れそぼち、壁...