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553話

その時、王博は羅淑嫻のふくよかな胸にも気を配っていた。彼女の滑らかな背中に覆いかぶさり、揺れる双丘に手を伸ばして優しく愛撫しながら「素敵な先生、この体勢は気持ちいいかな?」と囁いた。

心も体も満たされた羅淑嫻の表情は今や百花繚乱の艶やかさで、眉目には色気が漂い、半開きの唇から「んっ…先生って…呼ばないで…」と甘く吐息混じりに漏らした。

「じゃあ、羅先生って呼んでいい?」

王博は言葉で羅淑嫻を責め立てようとした。

「あなたって…ひどいわ…生徒が…先生にこんなことするなんて…」羅淑嫻は羊脂のような白い頬を紅潮させ、振り返って潤んだ媚びた目で王博を一瞥すると、甘えた声で言った。

「どうしてないんだ...