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504話

太ももは丸みを帯びた細さを持ち、艶やかな膝頭から下はすらりとした均整のとれた脚へと続いていた。足元には真っ赤なハイヒールを履き、そのヒールは四インチもの高さがあった。ハイヒールに包まれた足の甲は細く白く、ふっくらとしている。透き通った薄手のストッキングを身につけていたが、もし彼女の肌に触れたらどれほど心地よいものかと想像させるほどだった。

さらに息をのむほど魅惑的なのは、すでに人の心を奪うほどの美脚に纏った薄手のストッキングが、太ももの細い血管さえもはっきりと見えるほど薄かったことだ。灯りに反射して、その姿は宝石のように透き通り輝いていて、一目見ただけで思わず触れたくなる衝動に駆られた。

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