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479話

宋玉卿の息遣いが少しずつ乱れていった。王博の按摩の腕は確かに素晴らしく、その掌が触れる場所は、まるでアイロンで熨されたように、温かく心地良かった。彼女の身体は内側から徐々に熱を帯び始めた。空虚な玉のような体、寂しい芳しい心、久しく忘れていた渇望が、雨上がりの筍のように地中から顔を出していた。特に彼の逞しい手が自分の美尻に触れた時、心も体も小さく震え、暖かく、しびれるような感覚が体の奥深くまで走り、玉のような脚の間の内側が、訳もなく湿り始めていた…

実は王博は按摩しながら、密かにあの熱気の塊を試していた。確かに不思議なことに、まるで言うことを聞くかのように、意のままに動かせるようだった。

王博...