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406話

郭松は自分が思いついた新しい案が実行不可能だと検証したばかりで、退屈しのぎに気晴らしにも出かけようと思い、猿に会社まで迎えに来てもらうことにした。

しばらくすると猿が到着した。「郭兄貴、マジで真面目な人だな。自分の会社でもないのに、そこまで必死になるなんて。こんな夜遅くまで仕事してるなんて」「俺も暇つぶしだよ。家内が家にいないしな」二人は雑談しながら階下へ向かった。

5階から3階まで降りたとき、猿が突然トイレに行きたいと言い出し、郭松は3階の廊下で彼を待つことにした。郭松が廊下を行ったり来たりしていると、ふと3階の奥にある資料室の明かりがついていることに気づいた。

郭松は不思議に思った。...