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319話

「王博はすぐに静かに立ち上がり、何気ない様子で母親の部屋の前まで来た。そっとドアを押してみると、鍵はかかっていなかった。息を殺してドアの隙間から中を覗くと、部屋の中の光景に目を疑った。

ベッドの上では、同じように小柄な二つの身体が向かい合って支え合っていた。二人とも髪は背中に散らばり、額には細かい汗の粒が浮かんでいる。胸の大きさはほぼ同じだが、年上の方はやや張りが失われていた。王博が視線を下に移すと、二人とも後ろから前に向かって動いているのが見えた。

二人の足の間には巨大な両頭のおもちゃがあった。映画でレズビアンのために作られたもので、両端がゴム製の亀頭になっており、中央は長いゴムの棒にな...