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306話

王博は頷き、微笑み返した。林暮雪が安堵して彼が手を引き抜くだろうと思った瞬間、王博は指を彼女の奥深くへと滑り込ませた。午後の時点で、彼女の薄い膜はすでに王博によって破られていたため、今回は指が丸ごと中へ入ってしまった。

蠕動する肉ひだが指に絡みつき、幾重にも重なった襞が次々と押し寄せてくる。王博は本当に自分の指をペニスに変えて、この感覚を味わいたいと思った。

「義姉さん!締め付けがすごいですね!」王博は林暮雪の耳元で囁いた。外から見れば、二人はただ内緒話をしているだけで、何も不自然なところはない。

しかし、よく観察する人がいれば、林暮雪の色気を帯びた表情と、絶えず震える体に気づくはずだ。...