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294話

「うっ…」林暮雪は王博が自分にキスしてくるとは思わず、一瞬にして心が乱れ、口から「やめて」のような言葉を出そうとした。しかし、歯を開いた瞬間に王博の舌が侵入し、強引な舌が彼女の口内に深く入り込み、中のすべてを掻き回した。

ほんの数秒で、林暮雪は快感に溺れていった。彼女は王博に抱かれるがままに、口は受け身ながらも応え始めた。体中に広がるしびれるような感覚に、彼女の下半身はすでに濡れそぼっていた。

王博は彼女の口内で激しく舌を絡ませ、二人は互いの唾液を交換し合った。彼は林暮雪の無防備さを感じ取っていた。彼の舌が相手の口内に入った瞬間から、林暮雪はただ受け身で応えるだけで、まるでキスの経験がない...