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269話

「千柔の頬は桜色に染まり、眉間には少し疲れた色が浮かんでいた。腕を上げる気力もないほどで、王博の問いかけに、彼女は落ち着かない様子で顔を横に向けた。「い、いいえ...気持ちよくない!」千柔は自分がさっき漏らしたと思い込み、王博の目を見る勇気すらなかった。

「じゃあ、続けるよ」

「だ、ダメ!」彼女は慌てて両足の間に手を当て、王博が再び同じことをするのを恐れた。あの感覚は確かに心地よかったが、彼女の心の中では羞恥心の方が勝っていた。

「君は気持ちよくなったのに、俺はまだ我慢してるんだぞ」王博は自分の股間に張ったテントを指さした。

千柔はちらりと見て顔を真っ赤にした。「じゃ、じゃあ...どう...