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245話

千柔が部屋を出て行き、王博一人だけが残された。彼は部屋を注意深く見渡した。先ほど見たものの他に、遠くにある小さな収納ボックスが彼の目を引いた。さっき千柔が出て行く時、ここから小さな白いパンティーを取り出していた。ここは彼女の下着が入っている場所なのだろうか?

王博の心臓は早鐘を打ち始め、彼は抑えきれずにその収納ボックスに歩み寄った。蓋を開けると、中には衣類が整然と並べられていた。特に彼の目を引いたのは、一番上に置かれた数枚の小さなパンティーだった。

王博はそのうちの一枚を手に取り、鼻先に持っていって思い切り嗅いでみた。しかし、そこには洗剤の香りがかすかに残っているだけで、少し落胆した。彼が...