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186話

王博は声を聞いた瞬間、心臓が飛び跳ねた。急いでもう片方の手で携帯を取り出し、画面を見始めた。

柳依児も何か変だと気づいていた。バックミラーを覗くと、二人ともスマホに夢中になっている。眉をひそめたが、それ以上は何も言わなかった。

「依児、音楽でもかけない?」その時、程甜が言った。

柳依児は頷き、車内に音楽が流れ始めた。車が高速道路に乗ったこともあり、王博の大胆さはさらに増した。程甜の上で、布一枚隔てて優しく揉み始めた。

下からの快感の波が押し寄せ、程甜は必死に歯を食いしばった。声が漏れるのが怖かった。王博の指があまりにも器用で、わずか数回の愛撫だけで彼女の下はすでに濡れそぼっていた。

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