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462話

墓穴は確かに奇妙だった。この場所の陰気は非常に濃厚で、ほとんど実体化しそうなほどだ。

姜帆は正式な道士ではないが、こういう陰気の充満した場所は、あの者が最も好む場所だということを知っていた。

だがなぜあの者はこの場所を捨て、外へ飛び出したのだろう?しかもあの者は逃げる人々を殺した後も、ここへ戻ってくることなく、壊された穴から逃げ去ってしまった。

もしかすると誰かが逃げ出し、あの者が最も大事にしているものを持ち去ったのではないか。

あの者が死んだ後、ここに埋葬されたが、その体内にはまだ魂の残りが存在していた。潜在意識の中である物を非常に重視していたため、その物が失われたとき、あの者は暴れ...