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391話

赵爺さんはかなりの年齢なのに、いつも詐欺まがいのことをしているが、姜帆は彼に対して、なぜか不思議と信頼感を抱いていた……

なぜ詐欺師に信頼感を持つのか、姜帆自身も不思議に思っていた。おそらく、詐欺師になれるのは、そういう雰囲気の持ち主だからなのだろう。

前回の嶺港訪問以来、姜帆は赵爺さんに対する見方を改めていた。この老人には多くの物語が秘められているように感じたからだ。彼が命を守るものがあると言うなら、少なくとも自分をひどく騙すことはないだろう。もっとも、姜帆はあまり期待はしておらず、老人を楽しませるための付き合いだと思っていた。

赵爺さんはニヤリと笑うと、ポケットから数粒の丸薬を取り出...