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342話

沈船の船倉は広く、この漆黒の闇の中では、姜帆たち二人の頭上のわずかな光はほとんど役に立たなかった。

二人は船倉の両側で、壁に触れながら、一歩一歩丁寧に探していった。

「うわっ!龍兄、早く見てくれ!」姜帆が突然叫び声を上げた。

通信機で姜帆の叫び声を聞いた王天龍は、急いで泳いで近づき、目を凝らして見ると、なんと数体の死体だった!

「死体くらい見たことあるだろ、大げさだな」王天龍はぶつぶつと言った。

姜帆は手を伸ばして死体の一つを引き上げ、言った。「わかってるよ、でもこの死体、おかしいんだ」

王天龍は二歩前に進み、頭を伸ばして見てみると、その死体には腐敗の跡がなく、水に浸かって膨れた形...