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164話

姜帆は王岳の性格をよく知っていた。

これだけの人数で、これだけの酒を飲めば、小さな出費では済まない。

友人に損をさせるわけにはいかないから、会計の時に申老二を外に出したのだ。王岳とのいざこざを避けるためだ。

このことに気づいた申老二はニヤリと笑った。金が節約できるのは何よりだ。

皇家錢櫃から出た時には、すでにかなり遅い時間だった。

外は意外にも明るく、いつの間にか雪が降り始めていたのだ。

雪は地面に厚く積もり、純白の雪が街灯の光を反射して輝いていた。

足で踏むとキュッキュッと音がする。

北方の人間にとって雪は珍しくないが、姜帆はこれほど長い間閉じ込められていたため、しばらく雪を...