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158話

よかったね、白小萌は孤鴻子を脅かすだけで済んだんだ。さもなければ、さっきの毒気が心臓に達したら、姜帆でも彼を救えなかっただろう。

反応を取り戻した孤鴻子は、白小萌を見る目が変わり、すっかり恐れるようになっていた。

「これは一体何なんだ?どうしてこんなに毒が強いんだ?」

孤鴻子自身も毒の使い手として優れていた。苗疆は毒物が生い茂る地だが、孤鴻子は数十年住んでいても、こんな恐ろしい毒物を見たことがなかった。

「ふふ、寒氷虬褫って聞いたことある?」姜帆は淡々と笑みを浮かべた。控えめな態度を装っていたが、顔に浮かぶ得意げな表情は隠しきれていなかった。

「マジかよ!本当なのか?」孤鴻子はその名...