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990話

「つまり、安江は俺たちの安家寨で公認の水の申し子だ。こいつとそんな賭けをしたら絶対負けるぞ。水中で十分も息を止められるんだから、誰がそんな芸当できるんだ？とっくに溺れてるって。」安海が言った。

「安海兄貴、心配すんな。俺は絶対にこいつ、偽物の水の申し子なんぞに勝てるさ。安江、いつ勝負する？賭け金は何だ？」安大壮は安江を指さして笑った。彼が安江を眼中に入れているはずがない。

安江は得意げな顔で、勝ち確信の様子で「大壮よ、他のことは全部認めてやるが、これだけは認めねぇ。お前も俺を認めてないだろ？ちょうどいい、今日はお前の晴れの日じゃないか？勝負しようぜ、誰が洞房に入るかってな。こうやってお前の...