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952話

「そうだよな、はぁ!大壮兄弟、どうやらこの一年間は、お前の嫂さんには手を出せないようだ。全部俺が悪いんだ。なんであんな化け物の巣みたいなところに行って、ヤろうなんて思ったんだろうな?小鬼に取り憑かれたのも、自業自得だよ」安魁は泣きそうになった。

ちょうどそのとき、彼の妻である娜娜が中庭から出てきて、安大壮と夫の安魁が庭の外で話していて中に入らないのを見て、不思議そうに尋ねた。「あんたたち男同士で外に立ってなにやってんの?大壮、このロバの糞玉、入ってきなさいよ!」

娜娜はそんな豪快な女だった。安魁はその様子を見て、安大壮に目配せした。「ほら、言っただろ!お前の嫂さんはお前のことが好きなんだよ...